藤井風、らしさが詰まった“岡山弁インタビュー”の魅力

藤井風、らしさが詰まった“岡山弁インタビュー”の魅力

 Music Awards JAPAN 2025から感じたこと

 2025年5月22日、「Music Awards JAPAN 2025」が華やかに開催されました。その中で大きな注目を集めたのが、藤井風(ふじい・かぜ)の受賞とスピーチでした。最優秀ソング賞を含む三冠を獲得した藤井風は、インタビューで地元・岡山弁を交えた語り口で会場を魅了!私自身、その自然体の姿に心を打たれたひとりです。

 この記事では、藤井風のスピーチやインタビューから伝わってきた“藤井風らしさ”、そしてその根底に流れるメッセージについて、感じたことをお伝えしたいと思います。

藤井風という存在──“ただ、あるがままに”生きる姿

 藤井風の最大の魅力は、やはりその「自然体」にあると私は感じています。無理に飾ることなく、派手なパフォーマンスに頼るでもなく、藤井風はいつも“ありのまま”でいることを大切にしています。

華やかな音楽業界の中で、どこか一歩引いたような静けさと強さ。その姿に、どれほど多くの人が救われてきたでしょうか。

 今回の受賞スピーチでも、「わし、音楽を通してちぃとでも癒しになれたらええなと思うとるんよ」と、まっすぐな想いを岡山弁で語っていました。その言葉には装飾がなく、ただ真心だけが詰まっているように感じられました。

藤井風、岡山弁が引き出す“本音”──言葉の温度

 受賞インタビューの中で印象的だったのは、藤井風があえて標準語を使わず、岡山弁を自然に交えて話していたことです。「わし」「ありがてぇ」「ちぃとでも」などの言葉は、藤井風が素の自分とつながるための言葉であり、そのまま“彼の心”なのだと感じました。

たとえばこんな言葉。

「ほんまに、ありがてぇことじゃ思うてます。わし、音楽を通してちぃとでも癒しになれたらええなと思うとるんよ。」

 このひとことに、藤井風のすべてが込められているように思いました。言葉を使い分けて自分を飾るのではなく、どこにいても、誰の前でも、彼は“藤井風”として話す。だからこそ、その言葉は信じられるし、心に届くのだと思います。

藤井風の楽曲、『Workin’ Hard』が伝えた、新しい挑戦と変わらぬ本質

 今回の授賞式で最も注目を集めたのは、やはり最優秀ソング賞を受賞した『Workin’ Hard』でした。

この楽曲は、2023年のFIBAバスケットボールワールドカップのテーマソングとしても知られており、アメリカ・ロサンゼルスで制作された作品です。ヒップホップ調のビートに乗せて、これまでの藤井風のバラードとはまったく違った印象を与えます。

でも、そこに込められたメッセージは変わらない。

「音楽で誰かの背中をそっと押したい」「ほんの少しでも、癒しを届けたい」という、藤井風の音楽の原点が、むしろより明確に感じられる一曲です。

藤井風自身も、

「これは第三のデビュー曲みたいなもんなんよ。新しい自分を出せたと思う。」

と語っていました。変化を恐れず、新しい音楽に挑戦しながらも、決して“自分の軸”を見失わない。その一貫した姿勢が、多くのファンの共感を呼んでいるのだと思います。

藤井風に時代が求める、“静かな強さ”

 SNSやメディアでの自己表現が過剰になりがちなこの時代 誰もが「目立たなければならない」「演出しなければならない」と感じがちな中で、藤井風のように静かに、でも芯のある存在は、とても希少で大切なものです。

「わしらしく、ただ、あるがままに。」

その生き方そのものが、今の社会において大きな意味を持ち、多くの人の心を動かしている。藤井風の“等身大”の言葉や音楽は、まるで静かに染み込む水のように、私たちの心に潤いを与えてくれます。

 衣装もシンプルで、言葉も丁寧。SNSでも無理に目立とうとはせず、それでも存在感は抜群!そういう“ブレない美しさ”が、藤井風の魅力なのだと思います。

藤井風の言葉が、私たちにくれるもの

「無理しすぎなくてもいい」「自分のままでいていい」

藤井風の言葉を聞くと、そんなメッセージがまっすぐ届いてきます。今回の受賞インタビューを通して、私自身も肩の力が抜けて、なんだかふっと心が軽くなりました。

 がんばりすぎてしまうとき、誰かと比べてしまうとき、そんなときにふと藤井風さんの音楽や言葉に触れると、「それでも大丈夫」と優しく背中を押してくれる気がするのです。

 さて、いかがでしたか? ここまで読んでくださって、ほんまにありがとぉございました。

 藤井風がくれた“ほんまの気持ち”に触れて、私は改めて「音楽って、人そのものなんだな」と感じました。みなさんはどう感じましたか? ぜひコメントやSNSで、あなたの「藤井風エピソード」も教えてくださいね。

 次回も、藤井風さんをゆるやかに、やさしく、言葉にしていけたらと思っています。どうぞお楽しみに🎵

コメント

タイトルとURLをコピーしました