藤井風の新曲「Love Like This」──新作アルバム『Prema』から先行配信

  1. 藤井風の新曲「Love Like This」──新作アルバム『Prema』から先行配信

2025年7月に突如先行配信された藤井風の新曲「Love Like This」

これは、風さんの4枚目となるアルバム『Prema』からの一曲であり、そのタイトル通り、愛に包まれた一曲です。

今回のこの記事では、この新曲がなぜこれほど心を打つのか、音楽的側面と藤井風らしさ、そしてファンとしての体験も交えて深掘りしていきます。今回も3分程度で読めるように作りましたのでよかったらお付き合いください。

藤井風、優しさと熱さが共存する──音楽的進化の結晶

「Love Like This」を聴いた瞬間、まず感じたのは、藤井風の音楽がまた一歩前に進んだという事実でした。

これまでのようなピアノ中心のアレンジに加え、今回はミニマルなビートと浮遊感のあるシンセが心地よく溶け合っていますね。

全体としてはR&Bの流れを汲みながらも、決してジャンルに縛られず、風らしい透明感が貫かれているのが特徴だと思います。

冒頭の〈Love like this never dies〉というフレーズには、まるで祈りのような温もりが宿っていて、日本語詞ではなく全編英語であるにもかかわらず、言葉の壁を感じさせないのは、風さんの声の力と音楽の説得力によるものだろうと思います。

まさに“言語を超えた愛”がテーマに感じられる一曲になっていると私は感じました。

藤井風、リスナーの心に静かに火をつける“愛の形”の提示

この楽曲が特に心に響いたのは、「愛」という言葉が、藤井風の世界ではただの感情表現ではなく、生き方そのものとして提示されている点です。

風さんはSNSなどで「Prema(プレーマ)はサンスクリット語で“純粋な愛”を意味する」と語っていましたが、その理念が音として表現されたのが「Love Like This」だと感じるのです。

実際に配信当日に聴いたとき、私はふと足を止め、イヤホンを外して空を見上げていました。

歌の中にある静かな情熱が、胸の奥をじんわりと温めてくれた,,,,,こうした体験は、藤井風の音楽が“癒し”ではなく、“再起”や“目覚め”に近い力を持っていることの証明でもあると思えます。

藤井風、歌詞の深読みと、その裏にあるスピリチュアルな視点

歌詞全体を読むと、「Love Like This」はただのラブソングではないことがわかります。

たとえば、〈You can’t forget a love like this〉(こんな愛は忘れられない)というラインは、過去の恋人との情緒ではなく、無条件の愛や魂のつながりを示唆しているように思えるのです。

さらに、藤井風がこれまでの楽曲でも繰り返し表現してきた「愛=手放すこと」「愛=執着しないこと」といった精神性が、今作にも通底していて、こうした視点は、日本のポップスにはあまり見られないもので、風さんが目指している音楽のフィールドが、よりグローバルで、より内面的であることを物語っているように感じます。

藤井風にしか歌えない“Love Like This”の価値

現代の音楽シーンには「愛」を歌うアーティストは山ほどいますが、「こんな愛の形もあるのか」とリスナーに新しい問いを投げかけられるアーティストは多くないと思います。

「Love Like This」は、その問いを優しく、でも確実に突きつけてくるのです。

そして何より、この曲は『Prema』というアルバム全体のコンセプトを先取りするもので、風さんの言う「無条件の愛」を、ただの理想論で終わらせるのではなく、音楽として実在させたという意味で、非常に挑戦的かつ誠実な作品だといえるでしょう。

ライブでこの曲が披露されたなら、観客はきっと“静かに泣いてしまう”タイプの曲だと,,,,,

大仰な演出や爆音の演奏ではなく、あくまで“心の内側”に語りかける──それが藤井風の真骨頂なのです。

そしてこの曲は、その中でもとりわけ“真の核”に触れてくる一曲であるのですね。

藤井風のこの曲は、「愛」の定義を更新する

藤井風の新曲「Love Like This」は、彼の音楽的進化を象徴するだけでなく、“愛”という普遍的なテーマを、ここまで静かに、深く、そして誠実に描いた点で極めて重要な楽曲であると思います。

アルバム『Prema』の核とも言えるこの曲は、単なる先行シングルにとどまらず、これからの風の音楽が向かう方向性──よりスピリチュアルで、より普遍的で、より自由な──そのビジョンを明確に提示しています。

藤井風というアーティストは、言葉で説明するよりも「感じさせる」力がずば抜けていて、その力を、改めて突きつけられた一曲だったと感じました。

さて如何だったでしょうか? 次回も藤井風をいっぱい感じてもらえていただけるように懸命に記事を作ってみたいと思いますので、また尋ねてきてくださいね🎶

それでは、また!!

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